ぬいぐるみ作家 落合けいこのプロフィール
静岡県熱海市に生まれる。
服飾関係の専門学校を卒業後、生花関係の仕事に就き、フラワーデザインの仕事をする。その間、自然保護関係のボランティアグループでキャンペーンのためのぬいぐるみを作ったのが、今の仕事を始めるきっかけに。
生花の仕事を始めて1年後に、いったんその仕事を辞めて網走に3ヶ月ほど滞在し、そこであらたな自然に関する原体験を得る。
1985年、老齢の両親と同居のため熱海に戻り「やまね工房」の仕事を始める。
やまね工房のぬいぐるみは「日本の野生」シリーズの6種類から始まり、原宿・積雲画廊、銀花ギャラリーなどで季節の背景を布で作ったジオラマ展示を行った。
その後、仲間の応援もあって、各地での展示、また「日本の野生」シリーズの種類を増やし、制作の趣旨を理解してくれる販売先などを通じて、身近な自然を代表するぬいぐるみたちを送り出し、現在に至る。同時に、やまね工房通信(その後にさとやま通信)を発行し、自然や野生生物を巡る話題の提供を心がけてきた。
1991年、自然原体験の地・網走に、仲間と直営工房ショップを設立。現在はショップとミニギャラリーで営業中。最近は、定番のぬいぐるみ製作のほかに、博物館やビジターセンターで使う展示用や解説用のさまざまなぬいぐるみを作ったり、ピンバッチのデザインなどもしながら熱海の地で植物栽培にもはまっている。
ぬいぐるみの国内生産にこだわる理由
ぬいぐるみというのは、どんなぬいぐるみでも今のところ、たとえば機械が全部作ってくれて出来あがりがポンと出てくる、というようなものではありません。つまり、そのほとんどの工程は人の手で行われ、それがどこの国で作られようとひとつひとつそれぞれの部分を手をかけて仕上げないと出来あがらないのです。
たぶんほかのどんなものでも、様々な工程を経て出来上がる「もの」は、たとえその工程の一部に機械化があったとしても、人の目や手が関わらないものはない でしょう。そして、その仕上がりにはそれぞれ熟練した人たちの技術や「カン」が必要なのだと思います。そのためには当然、ある程度たくさんの量を作る経験 や、その仕事に対する自負も必要でしょう。
あるとき、ぬいぐるみの生地について生地屋さんとお話ししていて、その仕上がりが、温度や湿度、色の濃さや工程によって全然違うということを聞きました。日によって違う温度や湿度、材質や色の違いを全部マニュアル化するのはなかなか困難です。もちろん、コンピュータ制御などによってある程度は管理できると思いますが、それはたぶん不良もないかわりに、良く出来たという満足感もないというものでしょう。
ぬいぐるみは、ある生き物に似せた、意匠のある「もの」なので、素材選びはもちろんのこと、細かいディティールやその生き物への理解、また愛着などが出来あがったものに大きく影響します。
特に、やまね工房のぬいぐるみたちのモデルは、日本に住む野生動物たちで、その表情については、一点づつ仕上げる方法にこだわっているので、それを仕上げるためには製作現場とずいぶんたくさんのやりとりをしました。そして、たくさんの時間をかけて、共同製作したのが、いまのぬいぐるみたちです。これこそがやまね工房が国内生産にこだわる「理由(わけ)」です。やまね工房の代表である落合けいこには、「もの」は「こころ」であるという持論があります。ものを作るという工程には、いいものを作ってよろこんでもらおうとか、やまねという動物をみんなに知ってもらいたいな・・・とか。ほんのささいなことでも「思い」があって、それは必ずその「もの」を介して相手に伝わると思うのです。 身近においてかわいがったり、大切に使う道具にも、作り手と使う側には何かそういう信頼関係があると思うんですね。だから、そういう意味で製作工程を大切 にしたいと思っています。
このところ、日本国内の零細製造業は、そればかりか農業まで通貨の格差で営業が厳しくなっています。つまり、国内で材料を仕入れて作る人の人件費を払ったら市販されている輸入物との価格差が何倍にもなってしまいます。なにかよほど特別なものでもない限り、何倍もする国産品を買ってくれる人はたくさんはいません。つまり、なりたたないのです。まさに絶滅寸前といったところで、残念ながらこれは事実です。ではなぜ、やまね工房はまだ絶滅しないのか?理由は3つあります。
ひとつは応援してくださるファンのみなさまがいらっしゃること。そして、ひとつはとても小さい規模でやっている、ということ。さらにもうひとつは、この仕事がほんとうに好きで、商品を大切に思ってくれる製造スタッフがいること、の三つです。
もちろん、海外においての製造が良くないということではなくて、むしろ近頃では中国での製品など10年くらい前に比べると、熟練した技術がうかがえるものもあります。これから、新しいものを作るためには、中国の作り手にお願いしなければならないこともあるかもしれません。
けれど、定番の「日本の野生」ぬいぐるみたちは、一日でも長く、出来る限り国内で作り続けたいと思っています。
ぬいぐるみが出来るまで
ぬいぐるみ作家 落合けいこがデザインするぬいぐるみを丁寧に仕上げるのは、㈱遠藤玩具製作所さんです。㈱遠藤玩具製作所さんでは、メモリーテディベア製作のサービスも行っています。
![]() ①切り取った生地を縫製。ミシンと手作業による細かい作業。 |
![]() ②出来上がったやまね。これに綿を入れる。 |
![]() ③綿詰め作業。綿の量と入れ方のバランスがぬいぐるみのフォルムに影響を及ぼします。技術を要する作業。 |
![]() ④綿詰め完了、これから仕上げ作業に。 |
![]() ⑤綿の詰め口は閉じられたが、耳と 背中のすじがない状態のやまね。 |
![]() ⑥かぎホックを口とおしりに付けてブラシで毛並みを整え、最後に背中にすじを描き入れる。いよいよ完成間近。 |
![]() ⑦最後に顔の毛をきれいにカットし、下げ札を付けて、やまねの完成。 |
![]() 生まれたばかりのやまねは、寝てしまいました。起こしてあげて下さいね。 |
全国取扱店一覧
この一覧表下に地図もあります。
| 店 舗 名 | 住 所 | TEL | |
| 北 海 道 |
クラフトスタジオ | 北海道千歳市美々 新千歳空港ターミナルビル2F | 0123-46-5732 |
| ななかまど | 北海道札幌市中央区南3条西4丁目 キラク堂ビル2F | 011-207-4071 | |
| モグモグ プラット | 北海道旭川市宮下通8丁目 旭川駅構内 | 0166-25-7887 | |
| 函館元町ホテル | 北海道函館市大町4番6号 | 0138-24-1555 | |
| 知床自然センター | 北海道斜里郡斜里町ウトロ中島113 | 01522-4-2114 | |
| 霧多布湿原センター | 北海道厚岸郡浜中町茶内四番沢103-19 | 0153-65-2779 | |
| 釧路市立博物館 | 北海道釧路市春湖台1番7号 | 0154-41-5809 | |
| 春国岱原生野鳥公園 | 北海道根室市東梅103 | 0153-25-3047 | |
| 北海道ホテル | 北海道帯広市西7条南19丁目1 | 0155-21-0001 | |
| ランランファーム | 北海道上川郡清水町字羽帯南10線103 | 01566-3-3000 | |
| 鈴木工房 | 北海道上川郡東川町東2号北7線 | 0166-82-4025 | |
| (有)ネイチャーライヴ | 北海道苫前郡羽幌町天売字相影110 | 01648-3-9001 | |
| 鶴居伊藤タンチョウサンクチュアリ | 北海道阿寒郡鶴居村中雪裡南 | 0154-64-2620 | |
| 知床夕陽のあたる家 | 斜里郡斜里町ウトロ香川189 | 01522-4-2764 | |
| 東 北 |
十和田ビジターセンター | 青森県十和田市奥瀬十和田16 | 0176-75-2368 |
| 山小屋 八甲田山荘 | 青森県青森市大字荒川字寒水沢1-61 | 017-728-1512 | |
| (株)岩手モクアート(どんぐりコロコロ) | 岩手県岩手郡雫石町丸谷地68-82 | 019-692-3500 | |
| 尾瀬 原の小屋 | 福島県南会津郡桧枝岐村字居平715-1 | 0241-75-2038 | |
| ホテルプルミエール箕輪 | 福島県耶麻郡猪苗代町横向 | 0242-64-3377 | |
| 裏磐梯ビジターセンター | 福島県耶麻郡北塩原村大字檜原字剣ヶ峯 | 0241-32-2850 | |
| 財)ふくしまフォレスト・エコー・ライフ財団 | 福島県安達良郡大玉村玉井字長久保68 | 0243-48-2040 | |
| 自然公園財団 浄土平支部 | 福島県福島市在庭坂字石方1-4 吾妻・浄土平自然情報センター内 | 024-543-0986 | |
| 北 陸 ・ 中 部 |
新潟県立こども自然王国 | 新潟県柏崎市高柳町高尾30-33 | 0257-41-3355 |
| 当間高原リゾート | 新潟県十日町市珠川 | 0257-58-4202 | |
| 妙高高原ビジターセンター | 新潟県妙高市大字関川2248-4 | 0255-86-4599 | |
| まつだい農舞台 | 新潟県十日町市松代3743-1 | 025-595-6180 | |
| 御射山ビジターセンター | 長野県諏訪郡下諏訪町八島湿原10618 | 0266-58-5358 | |
| 横倉旅館 十輪堂 | 長野県上水内郡戸隠村中社 | 026-254-2030 | |
| 西糸屋山荘 | 長野県南安曇郡安曇村上高地 | 0263-95-2206 | |
| 上高地ビジターセンター | 長野県南安曇郡安曇村上高地 | 0263-95-2606 | |
| ハーベスト | 長野県諏訪郡富士見町立沢992-4 | 0266-62-6724 | |
| 峰の茶屋 | 長野県茅野市北山白樺湖 | 0266-68-2034 | |
| ホテル鹿島ノ森 | 長野県北佐久郡軽井沢町離山 | 0267-42-3535 | |
| (株)ピッキオ | 長野県北佐久郡軽井沢町長倉2148 ワイルドライフリサーチセンター | 0267-45-7777 | |
| 軽井沢 飄々亭 | 長野県北佐久郡軽井沢町紀ノ森5 | 0267-46-2461 | |
| 八ヶ岳高原ロッジ | 長野県南佐久郡南牧村海ノ口2244-1 | 0267-98-3131 | |
| 長門牧場 | 長野県小県郡長門町大門3539-2 | 0267-55-6969 | |
| (有)武井工芸店 | 長野県善光寺表参道大門町512 | 026-232-4111 | |
| 明治屋商店 | 岐阜県下呂市幸田1348-8 | 0576-25-2031 | |
| トヨタ白川郷自然学校 | 岐阜県大野郡白川村馬狩223 | 05769-6-1187 | |
| 関東 | 日光湯元ビジターセンター | 栃木県日光市湯元 ビジターセンター内 | 0288-62-2321 |
| きょうりゅうや ※通販のみ | 東京都三鷹市深大寺3-9-7 | 0422-33-4732 | |
| ICI石井スポーツ 新宿西口店 | 東京都新宿区西新宿1丁目16番7号 | 03-3346-0301 | |
| (財)日本野鳥の会 バードプラザ | 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル3F | 03-5436-2624 | |
| ジュンク堂書店 池袋店 | 東京都豊島区南池袋2-15-5 | 03-5956-6111 | |
| ICI石井スポーツ 原宿店 | 東京都渋谷区神宮前1-14-29 | 03-6439-1511 | |
| プーの森 | 東京都三鷹市下連雀3-31-16 | 0422-42-5333 | |
| SAP | 東京都国立市中1-7-75 | 042-573-4780 | |
| 菜の花暮らしの道具店 | 神奈川県小田原市栄町1-4-5 2F | 0465-22-2923 | |
| ナチュラリストクラブ | 神奈川県逗子市久木8-20-3 | 046-873-3677 | |
| 山のふるさと村ビジターセンター | 東京都西多摩郡奥多摩町川野1740 | 0428-86-2551 | |
| 千葉県立中央博物館 | 千葉県千葉市中央区青葉町955-2 | 043-266-5996 | |
| やまねミュージアム | 山梨県北杜市高根町清里3545 | 0551-48-3577 | |
| ホテルマウント富士 | 山梨県都留郡山中湖村山中1360-83 | 0555-62-2111 | |
| サントリー白州蒸留所ファクトリーショップ | 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1 | 0551-35-2211 | |
| BIRD HOUSE | 山梨県北杜市高根町清里3545 萌木の村 | 0551-48-3148 | |
| 清泉寮 | 山梨県北杜市高根町清里3545 | 0551-48-4441 | |
| 近畿 | 大阪南港野鳥園 | 大阪府大阪市北区中崎西2-6-3 パステル1-201 | 06-6613-5556 |
| ロテル・ド・比叡 | 京都府京都市左京区比叡山一本杉 | 075-701-0201 | |
| フィールドソサイエティー | 京都府京都市左京区鹿谷法然院町72-2 法然院森のセンター | 075-752-4582 | |
| 人形工房&カフェテラス アイトワ | 京都府京都市右京区嵯峨小倉山山本町1 | 075-881-5521 | |
| (株)おいでや | 滋賀県草津市下物町1091 琵琶湖博物館ミュージアムショップ | 0775-68-4846 | |
| コウノトリの郷公園 | 兵庫県豊岡市祥雲寺字二ヶ谷128 | 0796-23-5666 | |
| 中国 | 三瓶自然館サヒメル | 島根県太田市三瓶町多根1121-8(財)三瓶フィールドミュージアム財団 | 0854-86-0500 |
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