やまね工房 落合けいこ のブログです。

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やまね工房通信

1987年10月10日から1995年3月10日までのやまね工房通信です。

やまね工房 網走店


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2005年1月19日

メッセージ

去年は世界中でいろいろなことがあって、大変な年でした。



そういう意味では年が明けても、すっきりあらたまるという感じではないのですが、とにかく、無事に2005年がスタートしたのはめでたいことです。

今年は、一月になってから寒い日が続いたので、カエルの産卵はまだですが、植物たちは軒並み例年より1ヶ月前後早く花を付けています。当地では早咲きの桜が咲き始め、12月半ばくらいには水仙が、いつもは節分に少し遅れる洋種のせつぶんそうもすでにつぼみをもたげ、一般にクリスマスローズと呼ばれるヘレボラス・オリエンタリス(レンテンローズともいいレンテン節に咲くといわれる・・・例年2月半ばくらいから咲く)も早いのはクリスマスに咲いていました。

そして12月のある日、工房の脇にある槙の木にキジバトが枝を運んでいると思ったら、なんと産卵したらしく1月になっても親鳥がそこに座っています。キジバトは春のほかに秋遅くにも産卵することがある、と聞いてはいたのですが、まさかこの一番寒い季節を選んで子育てをするとは・・・・。 しかも彼らの巣は思いっきりぞんざいで、前にヒメシャラの木に作ったときは下から卵が透けて見えたほどです。普通鳥の雛が育つ季節とは全く異なる時期に繁殖することで、天敵(カラスやネコなど)の目を欺いているのでしょうか。でも寒さは大丈夫なのかなあ。もしかして暖冬と予測したのか?ちょっと謎です。

そんなハトの行動とは別に12月の終わり頃、庭の一番奥でちょっと変わった拾いものをしました。ある朝、飼っているレトリバーの一頭が地面に鼻をつけ、しきりにくんくんやっていました。近づいてみるとそこには黒っぽいちょっとほこりのような感じの小さな固まりが転がっていたのです。長径が2センチくらいのきたない小さな固まりです。なんだろう、と思ってつまみあげ、手のひらに乗せると妙に軽く、それが小鳥の羽の固まりであることに気づきました。

軽くほぐすと中から小鳥のものと思われる小骨がぽろぽろ出てきました。うーんこれはもしや?と思い、早速それをビニール袋に収納。鳥の図鑑をいくつかぱらぱらめくると・・・・やっぱり。これはフクロウの「ペリット」でした。

フクロウやカワセミの仲間など、獲物を丸飲みにする鳥たちは、その骨や消化しにくい部分をペリットと呼ばれる固まりにして、あとから「ぺっ」とはき出すのです。ちょうどジューサーの絞りかすみたいに圧縮されていて固まっているので、見つけるのはちょっと難しいです。普通は「ねぐら」の近くではき出すらしいのですが、狩りの途中で小さいのをはき出すこともある、と図鑑に書いてありました。そういえば一ヶ月かそれ以上前の夜中に、寝ていてごく近くでフクロウの声を聞いたことがありました。起きて見に行こうかと思ったのですが、眠いのと寒いのに勝てませんでした。きっとそのとき、うちの庭か隣の空き地でフクロウは狩りをしていたに違いありません。

ペリットになった犠牲者はスズメのような小鳥でしたが・・・・。
キジバトはそれを知っているのでしょうか。

まあきっと、彼らにもなにか考えがあるのでしょう。我々人類もたくましく生きねば、と思うこのごろです。今年が、良い年でありますように!!

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