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| ●1988.9.15 やまね工房通信 No.10 | |
| みなさま、お元気でお過ごしでしょうか? 季節は秋へと移り変わっています。半袖から長袖へ衣替えの季節でもあります。 樹木は葉を脱ぎ捨てる前の艶姿。黄に赤に山を染めていきます。夏毛から冬毛へと動物たちのファッションショーもあちことで始まる頃。 鳥たちは渡りの準備に忙しそう。 わたしたちも一年の残り月数を数えはじめて、各人各様の日々。 秋の夜長に何を思っていらっしゃいますか? ところで、この気候の変化にヒトはだんだん適応できなくなっているのではないか、と思ったりします。冷房や暖房があまりにも親切に効きすぎていませんか。 真夏に冷房が強すぎて鳥肌をたてたり、真冬に薄着でさえも汗をかいてしまうほど暑い室内。もちろん、個人差がありますから一概にこうすべきだなんて言えませんが・・・・。 別に我慢を強制しようだなんてことでないのです。ただ、あまりに度が過ぎると良くないと思うわけです。生き物として備わった感覚が鈍ってしまうような気がして。 日頃の生活の中で鈍った感覚を研ぎ澄ましに「自然の中に出かけていくのも一つの方法ではないか」と思うのですが、いかがでしょう? |
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| ●秋の七草 萩(はぎ)尾花(おばな)葛(くず)撫子(なでしこ)女郎花(おみなえし)藤袴(ふじばかま)桔梗(ききょう)が普通でいうところの秋の七草です。 秋の七草とは万葉集で山上憶良が「秋の野に咲きたる花をおよび折りかき数ふれば七草の花」と詠ったものからでたものです。 萩:厳密には草ではないが、マメ科で紅紫色の花をつける。 尾花:ススキのこと。お月見のときにお団子と一緒にお供えする、あの草。穂の部分をさしていう。イネ科。 葛:根から葛粉がとれる。紅紫色の花は葉に隠れて見えにくい。マメ科でまわりの木を覆い尽くすぐらいにおいしげる。 撫子:日当たりの良い土手や川原などに生える。優美淡雅な淡紅色の花を開く。ナデシコ科。 藤袴:丈は1メートルぐらい、葉は三つに分かれ、よい香りがする。淡紫色の小さな花を多数つける。キク科。 桔梗:昔、朝顔といったのは桔梗のことだといわれている。鐘状で青紫色の花を咲かせる。キキョウ科。 |
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アウトドアライフがもてはやされています。文字通り野外での生活です。 自然と接する機会を多くの人が持つことで、少しでも近しい関係になれるのではと喜んでいます。 でも、ちょっと気になることがあります。 キャンプ地で「まちの暮らし」をそのまま持ち込んでいるようなキャンパーが少なくないらしいのです。それでは、単に場所を移動したというだけではないでしょうか?海辺や山で限られた用具を工夫して、いかに過ごすのか、そこが面白いのではないかしら? ステレオをやめて、灯りを消してごらん。 そして、五感を働かせてみよう。 自然と対話する。案外おしゃべりなんですよ相手は。サワサワ、ゴソゴソ、カゼノオト、クウキ、ニオイ・・・・・。 そうしたらきっと、本物のアウトドアライフを楽しめると思うんだけどなあ。 |
![]() ※文中のデータなどは、発行当時のものです。 絵・文 片山文恵・落合けいこ 編集 片山文恵 |
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