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| ●1989.03.20 やまね工房通信 No.15 | |
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| 路地をまがると沈丁花の香りがはなをくすぐる。暖かな陽射しに誘われて、色とりどりの花が咲き競っています。 日一日と春の気配が濃くなってきました。 もうすぐ桜のたよりも聞かれるでしょう。桜前線が少しずつ日本列島を北上し、お花見に浮かれだすのも、もうすぐです。 春は卒業・入学シーズンでもあります。社会人一年生は通勤ラッシュに悲鳴をあげてしまうのでは? それぞれの春、元気でお過ごしください。 |
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| ようやく顔をのぞかせ始めた朝日に、沼の水面がみるみるうちに朱に染まっていく。 凍てつく朝、一日の始まり。 「クヮーッ、クヮーッ」 マガモが一斉にねぐらを飛び立つ。鉤になり竿になって隊列を組んで飛ぶ雁行だ。 耳に飛び込んでくる鳴き声と頭上を飛んでゆくマガンの群、まさに圧巻。 眠気も寒さも吹き飛んでしまった。 ここは宮城県北部にある伊豆沼。数少ないマガンの飛来地として有名なところ。 ほかにも、ヒシクイ、カリガネ、オオハクチョウ、マガモ、キクロハジロ、オオバンなどたくさんの水鳥が羽を休めている。 10月から2月頃まで、伊豆沼は冬を過ごす鳥たちで賑わう。朝夕に見られる雁行は、ここならではの光景で一見の価値あり。 ところで、雁供養というのを聞いたことがありますか? 雁の群は秋に海を越えて渡ってくるとき波の上で翼を休めるために使った木片を陸に着くと落としていき、翌春、またその木片を持って北へ帰っていきます。春になって雁が北へ帰るころ、海辺に残っている木片は、冬のあいだに命を落とした雁の数です。故郷へ帰ることのできなかった雁を憐れんで、海辺に落ちた木片を拾い集め、その供養のために風呂を沸かすのだそうです。 真偽は別にして、何とも心動かされる話ではありませんか。 |
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●やまね 紀州タイプ 登場! 「ニホンの野生」シリーズに新しい仲間が増えました。大人気の「やまね」に、紀州タイプ(赤茶色)が加わります。色は紀州にすむ本物のやまねより少し淡いけれど、本物そっくり!いままでかわいがっていただいたうす茶色のやまねは、灰色が少し濃くなって、信州タイプとなります。 ともに使用する生地も変えて、手触りがよりやわらかくなりました。しっぽも少し長くなり、本物に近くなっています。 毛足が短くなったため、ねぐせのような毛の乱れもなくなります。 モデルチェンジで新デビューのやまね(紀州タイプ)、やまね(信州タイプ)いままで以上に、よろしくお願い申し上げます。 ※野生動物はすんでいる地方によって色が違ったり、大きさが違ったりすることがよくあります。同じ地方でも個体によってかなり違いがあります。 ★今回のモデルチェンジに際して、やまねの研究をされている湊秋作先生にご意見をいただきました。 |
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| 絵・文 片山文恵・落合けいこ 編集 片山文恵 |
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| 追記 一昨年、あばしりでもシマフクロウが見られました。 保護の努力は続けられていますが、やはり住める環境を積極的に作る必要がありますね。 |
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