●1989.07.25 やまね工房通信 No.19

あざやかなブルーが美しい。
最近、少なくなりましたね。
 暑さの夏のおでましです。
 まるでシャワーを浴びたあとのように、頭からびっしょり濡れている汗っかきのひとを見かけます。冷房対策でしょうか、長袖のカーディガンを持ち歩いているひともいますね。
 各地で花火大会が催され、海の家、山小屋の賑わいが伝えられます。
 あなたは夏が好きですか?

 夏になると、海へ山へと人がくりだす。
 今年は、海が人気だとか。いわゆるマリンスポーツがナウイのだそうだ。
 ひと頃、人気だったサーフィンに代わって、スキューバダイビングが注目されているらしい。ボンベを背負って潜るので、魚のように長い時間水中に留まることができる。海底深く潜ることも可能だ。ただし、しょせん陸上の生きものである人が、本来は息のできない水中を潜るわけだから、危険が伴う。そこで、ライセンスが必要。
 とはいえ、ダイバー人口は年々増加している。
 当然、マナーの悪いダイバーも出てくる。A新聞のサンゴに傷をつけた事件は論外だが、その記事が言おうとしていた「自然を壊すな」には同感である。

 さて、ダイビングの魅力は美しい海とそこにすむ生きものだろう。特に、熱帯・亜熱帯の海には色とりどりの不思議な魚たちが泳ぎ回っている。まさしく竜宮城のような絵にも書けない美しさといったところ。
 潜水は何もボンベを背負わなくてもできる。私はマスクとシュノーケルだけ(これに足ヒレを加えると潜水3点セット)で、十分に楽しめた。
 沖縄、小笠原をはじめとして、まだ残っている美しい海を一度のぞいてみては、いかがだろう?

●日本の野生シリーズ きつね

クリックすると新しいウインドウで開きます

●工房ニュース 

 日が落ちて月明かりの中、
 点滅するきいろいひかいに気づく。
 今年も生きていた。
 毎年、もうだめかしら、と心配しつつ
 この季節になると沢水のほとりに立たずにいられない。
 今年はたった2匹、
 そのうちの1匹はなんと車道に迷い出ていた。
 今の世の中、こんな小さな沢ひとつ、
 丸ごとなくなってしまうのはたやすいこと。
 そうなれば二度と彼らは光らない。
 だからこそ、
 この光がひときわ美しく思えるのかもしれない。
 東北地方では、やまねを拾うと大変縁起がいいと言われているそうです。(長年、やまねの生態研究をされている中島さんに教えていただきました)
 ”やまね”をお持ちの方、あなたに幸運をもらすかも。かわいがってくださいね。

絵・文 片山文恵・落合けいこ
編集 片山文恵