●1989.09.15 やまね工房通信 No.21
 日焼けした肌、半そでのTシャツ、夏のなごりが濃く残るなか、季節は秋へとまっしぐら。
 涼しい風とともに、日暮れが早まり、秋の夜長は月あかりがきれいですね。
 海水浴客で賑わった浜も、静けさを取り戻し、波の音だけが変わらずに響いています。
 山では四季の最後を飾る花々が、いろどりを添えています。
 厳しい暑さをやりすごし、これから迎える寒さのまえの穏やかな季節。

 ●ぬいぐるみ展のお知らせ
  北の森へようこそ−忘れかけてしまった大切なものを取りもどしにおいで−

 いま、地球上のあらゆる地域で、ひとはあまりにも身勝手にふるまいすぎてはいないでしょうか。

 日本にも、人間たちと共に、森の木々、草々、そしてそこに住むさまざまな生きものたちがくらしています。
 北の森(北海道)には、あの大きなひぐまや森の神シマフクロウ、そして元気もののエゾリスたちがはるか昔から変わらぬ営みを続けています。

 四季を追って美しく変化し、きびしいと同時にさまざまなめぐみをもたらす自然。その中に生活する、さまざまな生きものたち。
 たくさんの人たちに、もっと身近に感じてほしい風景です。
 
 この秋、やまね工房では2回めのぬいぐるみ展を予定しています。
 今回は、ぬいぐるみの野生動物たちを立体展示し、背景の自然も布でつくってしまうことにしました。
 布からうまれた、小さな北の森。そこには、湿原の春もあれば、どんぐりの秋もあります。
 その中で、等身大のひぐまのお母さんやシマフクロウ、森の動物たちがお待ちしています。

 1989年10月1日〜10日 ギャラリー余白で開催されました。

 ぬいぐるみ展「北の森へようこそ」のパンフレット

●日本の野生シリーズ ひぐま

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●工房NEWS

 昼間は暑い毎日ですが、夜になると風が涼しいこの頃、つくつくほうしがさかんに鳴いています。
 夜はコオロギやその他の鳴く虫たちの合唱です。
 虫たちはどうやって季節を知るのでしょうか。
 ひぐらし、にいにい、みんみん、くま、あぶら、つくつくほうし、せみの鳴く順番です。
 今年は全部聞けました。しかし、何となく順番が変てこで、気の早いつくつくほうしや、いつまでも居残るひぐらしなど。
 ひょっとしたら、地震の影響でしょうか(伊豆沖)。
絵・文 片山文恵・落合けいこ
編集 片山文恵