●1989.11.10 やまね工房通信 No.22
 爽やかな風が、ぬけるような青空を渡っていきます。
 秋の空は心なしかとても高く感じられ、すがすがしい気分にさせてくれます。

 かぐわしい香りを放っていたキンモクセイのみかん色の花が、道の脇に吹き寄せています。
 あちこちから雪のたよりも聞こえてきました。
 急な冷え込みで、今年の紅葉はいつになく美しいとか。

 吹く風の冷たさが寒さの訪れを告げています。
 みなさん、かぜなどひかぬようお気をつけください。

 10月1日〜10日、やまね工房は2回めのぬいぐるみ展をしました。
 春から冬、そしてまた春へと、ギャラリーいっぱいの小さな森へ、おかげ様でたくさんの方々をお迎えすることが出来ました。
 今回は、布でできた森の、布から生まれた動物たちに、ただ会っていただきたくて、というぬいぐるみ展でした。ご希望のお客様に、連れて帰っていただけなかったのは、大変申し訳なく、お詫び申し上げます。
 これから、この中の一部でも、お店で皆様にお目にかかれるよう努力したいと思っています。
 また、ご来場いただいた方々には、あらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 なお、ご来場いただけなかった方に、今回の展示をふくめて雑誌「ビーバル」12月号に掲載される予定です。ぜひご覧くださいませ。

 期間中の延べ入場者数は千人を超え、大盛況のうちに幕。
 ひぐま親子たちは、熱海のアトリエにてまたお会いできる日を夢みて冬眠中です。

●日本の野生シリーズ とらふずく

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●工房NEWS

 いつのまにか、野山がすっかり衣がえをしてしまいました。
 葉の色はあせ、光もやわらかくなって、冬鳥たちの姿が目立ちます。にぎやかな小鳥たちのあいさつに、冬が近いことを思います。
 うら山ではきのこが、落ち葉の間から顔を出し、つかの間の季節を彩っています。
 冬の前の何となく気ぜわしいこの季節、小鳥やきのことの再会は楽しいものです。
絵・文 片山文恵・落合けいこ
編集 片山文恵