●1990.07.31 やまね工房通信 No.29
 猛暑続きのこの夏、いかかがお過ごしでしょうか?
 扇風機もない我が家では、汗びっしょりで、うちわをパタパタ。
 「光化学スモッグ注意報」の発令もしょっちゅうです。ギラギラとしたアスファルトの照り返しもうらめしく、街中の暑さというのは堪え難い。
 おなじ暑さでも、海や山では汗をかくのが心地よく感じたりするから不思議。
 思い切って野外にでかけ、暑さの夏を楽しみましょう。

●あ・つ・い 夏 

 この夏はかなり暑くなりそうだ。
 記録破りの猛暑で、日射病や熱射病などで倒れる人も出ている。
 炎天下では帽子が必需品。じゅうぶん気をつけたい。
 「あつい、あつい!」といっても、涼しくなるわけもなく、バテバテのままでは情けない。
 暑い夏ならではの楽しみもまた多い。

 海水浴:水遊びは、おとなも子どもも大騒ぎ、甲羅干しはほどほどにしないと、やけどとなってイタイ思いをするので、ご用心。プールに川もおもしろい。けれども、事故にはくれぐれもご注意下さい。

 すいか:個人的には大好物。季節感の薄れた八百屋の店先も、これですっかり夏気分。真っ赤に熟したトマトなんかも、夏を感じさせてくれる。


 花火:全国各地で大きな花火大会が開かれる。夜空を彩る美しさに、ひととき暑さを忘れてしまう。

 キャンプ:最近はファミリーキャンプが盛んだそうだ。野外での食事、電気のない暗闇、星空の下、鳥や虫の気配を感じて眠る

 夏バテしないように、健康管理に注意して、楽しい夏休みをお過ごしください。

●日本の野生シリーズ たぬき

クリックすると新しいウインドウで開きます

●工房ニュース

 夏休みです。
 毎日ぬいぐるみづくりに追われています。
 7月のある日、仕事の都合で北海道へ行ってきました。
 今回はちょうど身頃の大雪山の高山植物というおまけがついて、シマリスやキツネ、たくさんの夏鳥たちに会いました。
 この頃の北海道の東部では道路でよくキツネに出会います。彼らは自分たちから自動車に近づいてくるのです。何のために?食べものをもらうためです。キツネに会えるのはうれしいけれど何かフクザツな心境です。野生のキツネのプライドはどうしてしまったのでしょうか。それとも、新しい化け方なんだろうか。キツネの目をみたとき、少し悲しかった。

 山の中では鳥たちがなわばり争いや巣づくりに大忙しです。耳のすぐ近くをヒュン!と飛んで行ったりします。
 そうだ!!ここでは私のほうがよそ者なんだ。じゃまをしなように、静かにしなくちゃ。そんなことを考えた数日でした。

絵・文 片山文恵・落合けいこ
編集 片山文恵