●1991.01.31 やまね工房通信 No.33
 新しい年の始まりは、なんだか気持ちまで新しくなります。お正月に始まり、1年の四季折々にたくさんある節目の行事。これは、新鮮な気持ちで暮らしていくために考えだした「人間の知恵」のような気がします。でも、ほかの生き物たちにとっては、そんなことおかまいなし。日々を、ただあるがままに暮らしているのです。

 今年は動物たちを見習って、さりげなくすごしてみようかな・・・・。そんなことを決意したり、決意が守れなくて落ち込んだり。やっぱり人間は、「自然」にはいかないようです。
 みなさんは年の始めに、どんなことを思いましたか?

●やまね工房が本になりました!

 「自然と人間の接点」をテーマに写真を撮り続けている細川剛さんが、やまね工房のぬいぐるみにこめられたメッセージを、生き生きとした写真で描きだしています。あかね書房の「やってみたいなこんなしごと」シリーズの18巻目になります。
 どうぞ、ぜひ手にとってごらんください。

 『ぬいぐるみ作り』
 写真・文 細川剛(あかね書房刊)
 価格: ¥1,890 (税込)

 現在も販売中。図書館にある場合も。
         

●ちょっと地球のおはなし

 今年の冬も、なんだかあったかいですね。いよいよ5年連続の暖冬になりそうな気配です。1月10日の新聞に、こんな記事を発見!「NASA(アメリカ航空字音局)が世界2000か所の気温データを分析したところ、昨年の世界の平均気温は15.4℃だった。観測の始まった1880年以来、最高の記録で、1951年〜80年の平均気温を0.39℃上回っている」。
 「わあ、いよいよ地球温暖化もホンモノ?」なんて思って、さっそく気象庁に電話してみました。さて、気象庁のこたえ。

 「いまは自然の変動内。10年、20年という長い日で見てみないと、なんともいえません」。
 でもね−。10年、20年このまま待ってみて「やっぱり温暖化だった」なんて気づいても、そのときはもう遅い。まさか「息する回数を減らす」なんてムリだけど、あなたが出している二酸化炭素、ちょっと減らしてみませんか? 暖房の温度を低めにする(18℃くらい)自動車に乗るのを最小限に減らすなどなど。「二酸化炭素を減らす=省エネ」なのです。いますぐど−ぞ。

●日本の野生シリーズ にほんじか

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●工房ニュース

 だいぶ遅れてやってきた本格的な冬。小鳥たちが庭にやってきます。
 このごろ目立つのが1羽のヒヨドリです。人の姿をみつけると、どこからか近寄ってきます。わざわざ日立つところにとまって、こちらを見ているのです。
 ときどきミカンを枝に刺してあげるのを、どこかで見ているのでしょう。他の人が近づくと逃げてしまいます。
 どうやら鳥は、人が鳥を見る以上に、ヒトのことを見ているようです。
 葉がみんな落ちて、今年もシヤラの木に、メジロの巣の残骸がぶらさがっていました。

絵・文 下郷さとみ・落合けいこ
編集 下郷さとみ