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| ●1991.05.15 やまね工房通信 No.35 | |
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| 春。新緑の季節です。ソメイヨシノが散り終わったかなあ、と思っていたら、ほんの一週間のあいだに、街中がみどりに染めあがってしまいました。冬のあいだ枝を窮屈そうに刈り込まれていた街路樹も、新緑をまとってなにかやさしげです。常緑樹の濃いみどりと新緑の淡いみどり。春の雑木林は、紅葉の季節とはまた違った、色のグラデーションの妙があります。 公園のベンチに日がな座って、あくびをひとつ。うらうらとした春のそんな一日も、またいいものですね。 |
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| ●ちょっと地球のおはなし 4月13日から1週間、沖縄に取材旅行に行ってきました。はじめての沖縄。ちょっとひとあじ違った楽しい旅でした。 本島の北部、今帰仁(なきじん)では、有機農業を営む2家族を訪ねました。どちらのご夫婦も東京の出身で、沖縄に移り住んで約10年、試行錯誤しながらニワトリの平飼いと完全無農薬・有機農業を行なっています。学校の春休みや夏休みには、全国のあちこちから学生たちが仕事を手伝いに大勢やってくるとか。「会社やめて来ちゃったあ〜」などという強者(?)もいるそうです。 沖縄では、サトウキビやパイナップル栽培が盛んです。しかしその大規模な農地改良事業のために赤土が流出して、サンゴ礁は壊滅状態です。サトウキビなどの値がいい作物ではなく、島民が食べる普通の野菜を地域で小規模に自給していこうというこの農家の試み。ささやかですが、力強さを感じました。 それから、新空港建設で揺れる石垣島の白保では、それはもう素晴らしいサンゴを見てきました。夜は漁師さんの家で、新鮮な魚を食べて泡盛飲んでサンシン(蛇皮線)にあわせて踊って・・・というゴクラク三昧。「本当の幸せってなに?」などと、普段なら気恥ずかしくてロに出せないようなことを考えてしまった日々でした(気楽な旅人だからこそのノンキな感想でしょうが)。 いま、自然に親しんだり環境問題の現場を訪ねたりする「エコ・ツアー」が静かなブームをよんでいます。これからの行楽シーズン、豪華なリゾート旅行ではなく、自然や人に出会う、みなさんなりの手作りの旅を企画してみてはいかがですか? (追記) このあと下郷さんは少しオキナワ、サンシンにはまりました。 |
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| ●日本の野生シリーズ すずめ クリックすると新しいウインドウで開きます |
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| ●工房ニュース ちょっと前の話ですが・・・・。 3月には浜松、東京と展覧会がふたつあり、遠いところ、たくさんの方々においでいただきました。どうもありがとうございました。 さて、やまね工房では現在、北海道網走に工房を建築中です。ぬいぐるみや自然指向のものつくりの場にするとともに、ちょっとしたショールームを設けるつもりです。4月はじめに無事、地鏡祭をすませました。ちょうどフキノトウとフクジュソウが芽を出したところでした。 木々の芽がふいて、いろいろな花たちの饗宴がひと息つくころ完成の予定です。完成の際にはまたご案内いたしますが、お近くにおいでの節は、お立寄りいただければ幸いです。 (追記) 浜松ではテレビ紹介をしていただいたこともあり、会場初というほどの人出でした。 このあと網走の上棟式があったのですが、松本へクラフトフェアを見に行き、高熱が出た落合は声が出ませんでした。 |
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| 絵・文 下郷さとみ・落合けいこ 編集 下郷さとみ |