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| ●1991.10.10 やまね工房通信 No.38 | |
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9月の終わりごろ、街を歩いていて、ふっとよぎった香りがありました。キンモクセイ。 「あれ、気のせいかな」と思って、それから2日もすると、街中がキンモクセイの香りに包まれていました。 台風がいくつか過ぎて、めっきり吹く風が涼しくなりました。キンモクセイの香りは、さらに秋の到来を印象深くさせてくれます。心の衣替えもすんで、そろそろタンスの中の衣替えをしようかな、と思うこのごろです。 |
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| いま堆肥作りに凝っています。私はアパート暮らしですが、庭がなくてもベランダで堆肥は作れるのです。用意するのは大きなポリバケツ。その中に土と生ゴミを交互に入れていくだけ。生ゴミは水をよ−く切ってから。そしてゴミと同量の乾いた土をかぶせます。 材料は野菜や果物の皮、食べ残し、卵のカラ、お茶の葉、コーヒーかすなどなど。魚の骨やペットのフンもオーケーです。ただし、魚の内臓などのタンパク質のゴミは、臭いや汁が出るので「ベランダ堆肥」には不向きです。土は腐葉土や黒土を園芸店から買ってきます。2リットルで100円くらいです。最後にゴミを入れてから1か月ほどそのままにして、熟成させればできあがりです。 今年の3月から始めて3か月ほどで、23リットルのポリバケツがいっぱいになりました(いかに自炊していないかがわかります)。7月には、フカフカのすばらしい堆肥ができあがりました。夏でも特に臭いもなく、少々ショウジョウバエが出たくらい。ゴミが少ない、ひとり暮らしにピッタリの方法です。 できた堆肥は園芸用の「堆肥入り土」として、そのまま使えます。プランターで野菜でも作ってみようかなと思っています。プランターの土は、ある程度収穫がすんだら作物の病気などを防ぐため、日光消毒をする必要があります。そこで栽培後の土は、次の堆肥作り用の土に使うのです。永遠にリサイクルが成り立つというわけです. 都市では農産物を大量に消費しながらも「土」や「農」から切り離された生活をしています。「土」や「農」に触れることは、頭の中だけで環境問題を考えがちな都市生活者にとって、とても大切なことのように思います。さて私は、堆肥作りを始めてから「燃えるゴミ」を出すのが月に2回ほどに減りました。ゴミ問題を解消するささやかな貢献のためにも、堆肥作りはいかがですか? |
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| ●日本の野生シリーズ かもしか クリックすると新しいウインドウで開きます |
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| ●工房ニュース 我が家の梨の木は例年、1番・虫、2番・鳥、3番・ヒトの順で食べる実を、小粒で小量ながら確実に実らせる。 その梨の木に、数年ぶりのカブトムシを見た。梨の木は熟した実を発酵させ、あたりには香りがただよっている。虫たちは、さしずめ「バーの客」といったところだろうか。 カブトムシは♀で、お店で売っているのとは違い、明るい茶色で毛深かった。その彼女は、ほうっておいたら2日間(昼も夜も)木にぶら下っている。梨の実に頭をつつこんで、少しも動かなかった。 きっと来年は、我が家の堆肥小屋からゴロゴロとカブトムシが生まれてくると、1人ほくそ笑んだ。(バーの他のお客は、カナブン、コクワガタ、スズメバチ、ガ、アリetc.でした) |
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| 絵・文 下郷さとみ・落合けいこ 編集 下郷さとみ |
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